よくある質問
移植後の状態(生理、おりもの、基礎体温など)について、アクセスをたくさんいただいております。
そこで当院院長:阿部の回答を動画にしましたので是非ともご覧ください。
たくさんのお問い合わせ、ご質問をいただき、ありがとうございます。 皆様のご質問の中から特に多いものをまとめましたので、ご参考にしてください。
治療について
- 妊娠率は、どのくらいですか?
- 妊娠率は年齢、治療法により変わってきます。自然妊娠と同様に、高齢になれば妊娠率は低くなる傾向があります。 詳しくは、当院へご来院の際にお尋ねください。
- 最高出産年齢は何歳ですか?
- 40代後半の方がいらっしゃいます。
- 刺激周期での治療も行っていますか?
- 行っておりません。 ただし、下垂体機能不全の方で、自然周期・低刺激周期の薬剤量で全く反応しない場合には、 例外としてhMG注射を連日投与する場合はあります。
- HR(ホルモン補充周期)とは、どのような治療法なのですか?
- 無排卵や月経周期が極端に長いために凍結胚を移植するタイミングを決めることが不可能な方や、 自然排卵周期後の移植で妊娠が成立しなかった場合に、ホルモン剤を投与して胚移植する方法です。
- 重度の男性不妊でも体外受精はできますか?
- 大丈夫です。ただし、顕微授精は必要になります。 無精子症の場合には、精巣上体から細い針で穿刺して精子を回収する方法や直接睾丸を局所麻酔下に切開して精子を採取するという手術(TESE)があります。手術が心配な場合は、泌尿器科を紹介させていただきます。 ただし、全員の方が精子を採取できるとは限りません。適応の患者様には、ご来院時に医師から詳しい説明をさせていただきます。
- 採卵は、無麻酔ですか?
- 当院では痛みの出にくい通常より細い針を使用しているため、基本的に無麻酔で採卵を行っておりますが、状況に応じて痛み止めを用いることもあります。
また、希望があれば局所麻酔も行っております。 - 無麻酔採卵のメリットは何ですか?
- 麻酔薬によるトラブル(副作用)を回避できる点です。麻酔薬によって、呼吸抑制、呼吸停止、不整脈、術後の不快感、ふらつきなどが起きる場合があります。意識を取るだけの浅い麻酔の場合においても、採卵中に反射に基づく体動によって穿刺した針が思わぬ方向に誘導されて事故が起きる可能性があります。また、無麻酔なので直接、本人確認が行えるため、取り違えという事故を防止することが可能です。 さらに、手術中にご本人が自分の採卵風景を直接モニターで確認できるため、情報が直接本人に伝えられるという利点もあります。
- 顕微授精をすると卵子に傷がつきませんか?
- 顕微授精では、卵子の細胞質に直接細いガラス針を刺して精子を注入しますので、人工的に非常に小さな穴を開けることになります。 ただし、使用する針は髪の毛より細く、先端に特別な加工を施してありますので、穴はすぐに修復されます。
顕微授精が必要かどうかは、採卵当日の精子の状態、卵子の状態どちらも考慮して決定されます。また、これまでに体外受精を行っている方の場合は、以前の受精状況も判断材料になります。当院ではできるだけ不必要な顕微授精は避けていますが、おおむね50%程度の方は顕微授精が必要と判断されます。顕微授精を行う場合は、実施前に医師または培養士から必要性についての説明があります。
こちらで顕微授精の必要性についてご説明・ご提案しても顕微授精を希望されない方については通常の精子振りかけ法による受精を実施いたしますが、 その場合は経験的に正常受精率がかなり低下いたしますので、あらかじめご了承ください。 - 胚移植時の子宮内膜の厚さと着床率とは関係ありますか?
- 一般的に子宮内膜の厚さは妊娠に不可欠であると考えられておりますが、子宮内膜の薄い方でも妊娠された方はたくさんいらっしゃいますし、子宮内膜が存在しない卵管や卵巣において異所性妊娠(子宮外妊娠)が起きることから内膜の厚みだけにこだわらず、患者様ごとの状態を合わせて判断していく必要があります。
- 胚移植の当日、翌日に少量の出血がありました。大丈夫でしょうか?
- 移植時の腟内消毒やカテーテル挿入の刺激により出血する場合があります。 少量でしたら、そのまま様子を見ていただいて結構です。持続する場合や量が多くなってくる場合はご連絡ください。
- 人工授精も行っていますか?
- 治療の中で人工授精の適応があると医師が判断した患者様には人工授精も実施しております。
- 不育症の検査は行っていますか?
- 流産を繰り返し検査が必要な患者様に検査を行うことができます。
ただし、保険適用周期で治療して頂いている場合、自費による検査・治療が必要となる可能性もあるため不育症専門病院をご紹介させていただきます。 - 他の病院で不育症と診断されています。妊娠中のアスピリンの処方やヘパリンの注射などをしていただくことは可能ですか?
- 基本的に薬物投与が必要な不育治療については、診断いただいた施設での治療をお願いしておりますが、アスピリンの継続処方は適宜させていただきます。(ただし、保険適用周期で治療を行われる場合は当院でアスピリンの処方はできません)
来院時の注意点
- 初診時に必要なものは何ですか?
- ご夫婦それぞれの顔写真付の公的身分証明書(“運転免許証”、“パスポート”、“顔写真付きの住民基本台帳カード”、“顔写真付きのマイナンバーカード”のいずれか)と健康保険証が必要です。また、ご夫婦で来院される場合は、ご夫婦両方の健康保険証が必要です。詳しくは、当ホームページ内の初めてご来院の方へをご覧ください。
- 初診は夫婦で受けた方がいいですか?
- ご夫婦での来院が難しい場合には、奥様お一人でもかまいませんが、できましたら、ご夫婦で一緒にご来院ください。ご夫婦で問診を受けていただきます。ご主人様の精液検査が必要な場合もあります。
- 初診時は、どのような流れになりますか?
- 予約されたお時間にオークタワー3階の当院受付までお越しください。
問診表を記入していただいた後、尿検査、血圧測定をしていただきます。
ご主人様がご一緒の場合は、必要に応じて精液検査もご案内させていただきます。
次に医師による問診、内診、超音波検査などを行います。 採血は看護師または臨床検査技師が行います。 ホルモン検査、感染症、貧血などの血液検査のための採血をさせていただいています。 採血後、1時間程度で採血検査の結果が出ます。 この間は、そのまま待合でお待ちいただくか、ご希望があれば1時間程度外出していただけます。
その後、検査の結果を踏まえながら医師より治療方針の説明、次いで看護師からの説明がございます。
最後に、お会計を済ませていただき、初診当日は終了となります。 - 他院からの紹介状は必要ですか?
- もしありましたら、お持ちください。なければ、今までの他院での治療内容を簡単にまとめた用紙をお持ちいただければ、今後の治療の参考にさせていただきます (これまで使用したお薬、人工授精や体外受精の回数など)。
- 他院で血液検査をしているのですが、再度必要ですか?
- 当院では、院内感染予防目的で、初診の方には全員に感染症の採血・検査をさせていただいております。
その際、前医での感染症のデータをお持ちであれば、ご提出ください。
1年以内のデータであれば有効ですが、原本またはそのコピーが必要になります(手書きのものはお受けできません)。
なお、初診当日にお持ちいただけない場合は、その後の診療上の都合により当院で採血・感染症検査をさせていただきますので、ご了承ください。
ホルモン値については周期ごとに異なりますので、その都度採血が必要です。詳しくは、当ホームページ内の初めてご来院の方へをご覧ください。 - 担当医制ですか?
- 当院では担当医制を取っておりません。
- 再診時に夫と共にお話を聞きたいのですが可能ですか?
- 可能です。
- 料金について教えてもらえますか?
- 初診時の料金は、奥様(保険:約6,000円、自費:約40,000円)、ご主人(保険:約1,200円、自費:約12,000円)となります。 体外受精の料金目安としては当ホームページ内の治療費をご参照ください。
- 自宅が遠方ですが、治療はできますか?
-
当院の指定日に来院が可能であれば、治療可能でございます。
地元の病院でホルモン測定などの外来診察を行い、採卵、胚移植を当院で行うことは原則不可となっております。
一部地域にはそのような対応のできる提携施設がございますが、実際に可能な施設はきわめて限られておりますので、当院への通院が必要となる場合がほとんどです。詳しくは来院時にお問い合わせ下さい。 - 不妊検査のみでの来院は可能ですか?
- 当院では、特定の検査のみで不妊症かどうかの診断が可能とは考えておりません。 大変申し訳ございませんが不妊検査のみご希望の場合には、他院をご検討いただけますでしょうか。
- 卵管通水検査を前もって受けてきた方がいいですか?
- 卵管の疎通性は妊娠を考える上で非常に重要です。 当院では体外受精を行う際にも、卵管が通っている方と、通っていない方に対しての治療方針を変えております。 卵管の疎通性検査は当院でも行えますが、超音波下で行う卵管通水検査ですので私費診療での検査となります。 そのため初診までに時間の空く方は、お近くの医療機関での卵管造影検査を受けてからの受診をお勧めいたします。
- 子ども連れでの来院はできますか?
- 当院は不妊治療クリニックですので、他の患者様へのご配慮をお願いしております。 やむを得ず、お子様連れで来院される場合は、お子様を一人にすることのないよう、お願いいたします。
- 治療中に鍼・お灸・マッサージなどを受けてもかまいませんか?
- 問題ないと考えられる場合が多いですが、ご心配でしたら来院時に医師へご確認ください。
- 歯科治療を受けても大丈夫ですか?
- 移植までの期間でしたら問題ありません。 それ以降については、来院時に医師へご確認ください。
- 人間ドック・歯科治療などでレントゲン撮影を受けるのですが、大丈夫ですか?
- 生理10日目まででしたら問題ありません。
来院スケジュールについて
- 初診は予約制ですか?
- 初診の患者様は完全予約制となります。ホームページからのWEB予約と電話予約が可能です。
詳しくは当ホームページ内「初診予約のご案内」をご覧ください。 - 初診は生理何日目がいいですか?
- 何日目に来院されても結構です。
- 久しぶりに来院するのですが、初診になりますか、再診になりますか?
- 1年以上受診がない患者様は、すべて初診の患者様として受付していただくことになります。久しぶりの来院とのことですので、保険証も忘れずにお持ちください。なお、1年以上ご来院がない方は、1年以上ご来院のない方への問診票および受診登録シートにご記入いただき、ご予約の上お越しください。
- 治療を再開したいのですが、いつ来院すればいいですか?
- ご希望の方は生理3日目に予約の上ご来院ください。なお、1年以上ご来院がない方は、1年以上ご来院のない方への問診票および受診登録シートにご記入いただき、ご予約の上お越しください。
- 出産後は、いつから治療を開始できますか?
- 断乳し月経が再開した後、基礎体温表を記録し、3回の順調な生理を確認できたら、治療可能と考えております。 生理3日目に予約の上ご来院ください。あらかじめ代表番号へお電話にてお問い合わせいただいてもかまいません。
- 同じ治療方針でも個人で来院日が異なるのは、どうしてですか?
- 月経周期は人それぞれ異なります。自然周期採卵は、患者様の卵巣の働きを利用して行うために個人差が出やすいのです。 同一の方でも周期ごとに反応が異なります。 同一の方に以前と同じお薬を使っていただいても周期によって採卵日は変化しますので、必ず指定された日にご来院ください。
- ヒューナーテストを予定していましたが関係が持てませんでした。来院はどうしたらいいでしょうか?
- 卵胞の発育などをチェックしますので予定通りにご来院ください。
- ヒューナーテストのときの夫婦関係を持つタイミングはいつですか?
- 排卵直前が望ましいです。排卵日近くに膣分泌物の増加が自覚できる方は、おりもの(子宮頚管粘液)が出てきましたら夜関係を持っていただいて、翌日午前中の早い時間にご来院いただければ結構です。分泌物の増加がわかりにくい方は、予想排卵日の2日ほど前に関係を持ち、翌日午前中にご来院ください。 排卵日がわかりにくい場合は医師が来院日を指定しますので、来院時にご相談ください。
- 卵管通水検査を生理8日目に予定していましたが都合が悪くなりました。今月はもうできませんか?
- 来院指定日の前後1日で月経による出血が止まっていれば検査は可能です。 予定期日より遅れて、あまり排卵日に近くなると検査ができない場合もございます。
採卵関連
- 今月採卵を予定しています。生理3日目に来院の指示がありましたが、仕事の都合で行けません。今月の採卵は見送りですか?
- 3日目が最適ですが、ご都合が悪ければ、2日目か4日目でも結構です。
- 次の周期の生理3日目に来院の指示がありましたが、治療を1ヶ月延ばそうと思います。どうすればいいでしょうか?
- ご希望の周期の生理3日目にご来院ください。生理不順などでなかなか生理が来ない患者様は、ご都合のよろしいときに来院し、医師にご相談ください。
- 今周期、採卵を予定しています。次回の診察日は午前中来院と指定されましたが、午後の診察でもいいですか?
- 午後の外来に来た場合、ホルモン値の変動によっては適切なタイミングでの採卵ができず、排卵済みや卵が採れない頻度が上昇する場合があります。 できるだけ指定された時間帯にご来院ください。
- レトロゾールを服用しながら採卵を予定しています。次回の診察日に予定が入ってしまったのですが、どうしたらよいですか?
- どうしても指定日にご来院できない場合は、その前日または翌日にご来院ください。 ただし、診察の結果、翌日の来院が必要となったり、遅すぎて採卵がキャンセルになる場合もありますので、なるべく決められた日にご来院ください。
- 採卵時に夫が来院できないのですが、どうすればいいですか?
- 専用の採精容器をお渡ししますので、採卵当日の朝、家でご主人様に採精していただき、2時間程度でお持ちいただければ問題ありません。また、自費周期で治療を行われる方は採卵日前までにご主人様にご来院いただき、精子を事前に凍結保存する方法もあります(お電話などでの予約が必要です)。ただし、自宅からお持ちいただいた精子、凍結精子ともに、当院で採卵当日お採りいただく場合に比べ運動率が低下し、顕微授精が必要になる可能性が上昇しますので、その点はご留意ください。
- 遠方から通院しています。採卵後や移植後に新幹線や飛行機を使って、当日中に帰宅しても大丈夫でしょうか?
- 特に症状がなければ、当日中に帰宅されても大丈夫です。 採卵、移植とも安静時間が長く必要になることもありますので、交通機関のご予約は時間に十分な余裕を持つようお願いいたします。
胚移植関連
- 着床するまでの期間はどのくらいですか?
- 胚盤胞移植では1~2日、分割期胚では3~5日が目安となります。
- 妊娠判定はどのように行いますか?
- 妊娠判定はhCG(ヒト絨毛ゴナドトロピン)というホルモンの濃度を測定して判定します。胚移植後、分割期胚では10日目、胚盤胞移植のときは7日目を目安に行います。
- 胚移植後、蕁麻疹が出たのですが、胚移植と関係ありますか?
- 胚移植時には子宮内膜を厚くして着床しやすくするために黄体ホルモン剤を使用しますが、 その影響で蕁麻疹が出ることがあります。また、薬へのアレルギー症状の可能性もありますので直ちにご連絡ください。
- 胚移植後、卵白様のおりものがあります。大丈夫でしょうか?
- 胚移植後、時折そのようなおりものが認められることがありますが、異常ではありません。
- 胚移植後、基礎体温が下降しました。大丈夫でしょうか?
- 胚移植後は十分な黄体補充を行っておりますので、様子を見ていただいて大丈夫です。ご心配でしたら来院していただいてホルモン値確認をさせていただきますので、ご相談ください。
- 胚移植後の生活について教えてもらえますか?
- 胚移植翌日に出血がなければ問題はございませんので普段通りの生活をしていただいてかまいません。胚移植後に限った話ではないのですが、適度の運動であれば妊娠率が少し上昇し、逆に過度な運動は妊娠率の低下につながるという報告がある為、激しい運動はお控えください(*1)。
また、旅行に行ってもかまいません。夫婦生活も通常問題となりませんが、移植後2、3日は控えていただいた方がいいです。 遠方から通院されている方は、移植当日や翌日に新幹線や飛行機で移動していただいても妊娠率に影響は与えませんのでご安心ください。
(*1)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22425198/ - 今周期、凍結胚の移植を予定しています。指定された日に来院できそうにありませんが、どうすればいいでしょうか?
- 予定来院日の前後1日であれば変更可能です。 移植は排卵日を基準に決定しますので、来院日が遅くなると排卵日が推定できず、その周期での移植がキャンセルとなる場合があります。ご注意ください。
- ホルモン補充周期での凍結胚移植を予定しています。指定された来院日に用事が入っていますが、どうすればいいでしょうか?
- 黄体ホルモン剤使用開始前であれば、来院日の変更は可能です。黄体ホルモン剤使用開始後で胚移植日が決定した後は、残念ながら胚移植日の移動はできません。指定日に来院できない場合、その周期は治療がキャンセルになります。
- 胚移植後の妊娠判定日にどうしても来院できないのですが、どうすればいいでしょうか?
- あまりお勧めはできませんが、妊娠判定日の前後1日のご来院が可能であれば、それでも結構です。
- 今周期に凍結胚の移植を予定しています。自然妊娠を期待して排卵日に夫婦関係を持ってもいいですか?
- 凍結胚と自然妊娠が重なって二卵性双胎妊娠となる可能性があります。また子宮内と子宮外での同時妊娠の可能性もあります。 双胎妊娠や異所性妊娠(子宮外妊娠)は産科的リスクが上昇しますので、凍結胚移植周期では避妊するようお願いしております。
妊娠・出産関連
- 妊娠判定で陽性の反応がありました。次回の通院指定日に都合ができたのですが、どうすればいいでしょうか?
- 数日程度のずれは大丈夫です。ただし、あまり早いご来院の場合、胎嚢や心拍が確認できず、数日後の通院が再度必要になる場合があります。
- 妊娠判定前に月経が始まったみたいです。検査に行かなくてもいいですか?
- 自分で月経が開始したと思っても、妊娠していることが少なからずあります。妊娠判定日には、必ずご来院されるようお願いいたします。
- 妊娠判定前に月経が始まる前のような腹痛を認めます。多分、月経が来ると思うので判定日は行かなくてもいいですか?
- このような症状があっても妊娠されている場合が多々あります。必ず指定の判定日にご来院ください。
- 出産する病院の予約を取るために、早い週数で紹介状が必要と言われました。次回の通院予定日より早めに行ってもいいですか?
- 早めにご来院いただいて結構です。産科の施設によってはかなり早く予約や通院をしないと出産を受け付けてくれないところもあるようです。 妊娠したら早めに情報を収集し対応しておきましょう。 卒業時にお渡しする当院からの紹介状があっても、事前に分娩の予約をしていないと受け付けてくれない施設もありますので、ご注意ください。
- 妊娠初期ですが、新幹線や飛行機での旅行は可能ですか?
- あまりお勧めはしませんが、出血や腹痛がなければ、通常は問題ないと考えられます。
- 血液検査でできる出生前診断(無侵襲的出生前遺伝学的検査:NIPT)をしたいのですが、検査機関への紹介はお願いできますか?
- 検査希望のある方は、検査時期(妊娠10~18週)を考慮し、当院をご卒業後、速やかに産科施設にご相談ください。 なお、検査実施施設の予約の都合上、当院ご卒業の目安である妊娠9週より前の紹介状を希望される方は、診察時に医師にお伝えください。
お薬・予防注射について
- 排卵誘発剤とは、どのような薬なのですか?
- 飲み薬ではレトロゾール(フェマーラ)やクロミフェン(クロミッド)があり、注射薬ではhMG製剤とFSH製剤があります。
- 採卵前の点鼻薬(スプレキュアまたはブセレキュア)を使うとき、左右の順番を間違えました。大丈夫でしょうか?
- 使用の順番は左右どちらからでもかまいません。
- 今飲んでいる薬とこちらで処方された薬との飲み合わせが心配なのですが、大丈夫ですか?
- 基本的には、当院で処方しているお薬と風邪薬、鎮痛薬、胃腸薬、花粉症薬、ビタミン剤、軟膏、点眼薬などで、問題になることは少ないと考えられます。 詳しくは来院時に、今お飲みの薬を医師または薬局にお知らせの上、ご相談ください。
- 漢方やサプリメントは妊娠と関係がありますか?
- 明確にプラスの作用があるものは限られております。 逆に治療の妨げになる場合もありますので、服用についてはご来院時に当院医師に一度ご相談ください。
- インフルエンザの予防注射はお願いできますか?
- 当院では予防接種は行っておりません。お近くの内科などでご相談願います。
- 今月採卵、移植を予定していますが、インフルエンザの予防接種を行ってもいいですか?
- 日本産科婦人科学会では、妊娠中のインフルエンザ予防接種については問題ないとの見解を示しています。
妊娠中と同様に採卵移植の周期についても、インフルエンザ予防接種の安全性には問題がないと考えられます。
ワクチンの安全性については以下のサイトをご参照の上、患者様自身で接種の判断をお願いいたします。
日本産科婦人科学会
厚生労働省事業 妊娠と薬情報センター - 新型コロナウイルスワクチン接種は行ってもいいですか?
- 日本産科婦人科学会では、新型コロナウイルスワクチン接種は母体の重症化と周産期死亡率減少に寄与することや妊婦さんへの安全性が確認されていることから、妊婦さんへの新型コロナワクチン接種を推奨しています。
妊婦への新型コロナウイルスワクチン接種に関する積極的勧奨の再度のお願い
各種ご相談
- 「卵子の老化」とは、どういったことなのでしょうか?
- 現在排卵している卵子は、お母さんのお腹の中にいるときに作られたものです。ですから、初潮時の卵子も今の卵子と同級生ということになります。従って、患者様の年齢が高くなればなるほど、卵巣の中で過ごす時間が長くなります。その間に卵子が老化して、妊娠が難しくなるという考え方もあります。当院のグループ研究開発部では、老化した牛の卵子の細胞質を若い牛の細胞質に置換して若返りをはかり、牛に移植したところ、妊娠・出産に成功した実績があります。しかし、現在人間への応用は認められておりませんので、ご希望で来院されても現在のところ対応はできかねる状況です。
- 男女産み分けの相談は可能ですか?
- 当院では産み分けは行っておりません。
- 初診時に精子凍結保存したいのですが、可能ですか?
- ご来院の際、精子凍結ご希望の旨を受付窓口までお伝えください。精液検査後、問題がなければ、医師とお話しの上、凍結保存することが可能です。ただし、保険適用周期では精子凍結は行っておりません。
- 治療の相談をメールでしたいのですが、可能ですか?
- 治療に関するご相談はメールでは受け付けておりません。無料オンラインカウンセリングをご予約いただくか、来院時にご相談ください。
- 次回の説明会はいつですか?
- 当院の治療方針についての説明会を、3~4ヶ月ごとに開催しております。日程は決定次第、当ホームページ内の生ライブ配信説明会にてご案内いたします。
助成金について
助成金に関する質問はこちらをご覧ください。
Shinjuku ART Clinic の体外受精
患者さま⾃⾝の⾃然なホルモンを最⼤限活かした⾃然周期体外受精
薬剤使⽤は、⾃然で⾜りない部分だけ
365⽇、⼟⽇祝⽇問わず採卵できる診療体制