治療成績
当院の治療成績
累積出生児数
4,337名
(2012-2023年)
累積移植件数
17,839件
(2011-2024年)
妊娠率(胚移植ステージ別)
新鮮初期胚 移植あたりの妊娠率
新鮮胚盤胞 移植あたりの妊娠率
凍結胚盤胞 移植あたりの妊娠率
胚移植あたりの出産率(2011-2023)
排卵誘発法別の成績(2016-2021)
卵子1個あたりの出産率
すべての年齢層において、自然周期での成熟卵子1個あたりの出産率が最も高い傾向にあります。
ただし、40歳以上ではレトロゾール周期がわずかに上回っています。
また、多くの排卵誘発剤を用いる高刺激周期により採取された凍結卵子1個あたりの出産率は、4.5~12%と報告(Practice Committees of ASRM and SART. Mature oocyte cryopreservation: a guideline. Fertil Steril. 2013)されており、このデータと比較すると自然周期、レトロゾール周期、クロミフェン周期で得られた成熟卵子1個当たりの出産率は、いずれも高い傾向にあると思われます。
平均獲得成熟卵子数
各排卵誘発法ごとに1周期あたりで獲得できた成熟卵子の平均個数
自然周期 | レトロゾール周期 | クロミフェン周期 |
---|---|---|
0.8個 | 1.9個 | 2.1個 |
薬剤を使用する排卵誘発法(レトロゾール‧クロミフェン)は、自然周期と比較して約2倍以上の成熟卵子を獲得できました。
ただし、治療法の選択には卵子の質と量の両方を考慮することが重要です。
当院の治療方針
当院の治療成績から得られたデータによると、出産率は下記の順番でした。
成熟卵子1個あたりの出産率は、
自然周期>レトロゾール周期>クロミフェン周期
一方、採卵周期当たりで期待できる出産率は、
レトロゾール周期>クロミフェン周期>自然周期
以上より、レトロゾール周期は質と量に優れた効率的な治療法と考えられ、
当院ではレトロゾール周期を第一選択としております。
※結果は当院の治療成績に基づいたものであり、治療法の優劣を示したものではなく、
治療方針によって結果は異なる可能性がある点は注意が必要です。
当院では患者様の年齢、体質、既往歴などを考慮し、一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。
詳しくはカウンセリング時にご相談ください。